バイトを掛け持ちするときのコツと注意点!税金には気をつける

最近では、「今の場所はあまりシフトに入れない・・・」「もっと効率よく稼ぎたい!」などの理由から、アルバイトの掛け持ちを始める方が増えています。
実際、複数の職場で働くことで、より多く稼ぐことができるでしょう。
しかし、掛け持ちには落とし穴も。
複数の場所で働くことの特性上、気をつけなければならないポイントもいくつかあります。
今回の記事では、そんな掛け持ちをするときの探し方や、注意すべきポイントなどを紹介していきます。

目次
掛け持ちをすることのメリット・デメリット
メリット
デメリット
掛け持ち先の探し方やコツ
メインのアルバイトをひとつ決める
同じ業種は避けるようにする
掛け持ちのことをそれぞれのアルバイト先に伝える
体調を考えてシフトを組む
予定の管理は一つの手帳やアプリで
注意!掛け持ちの落とし穴
収入が年間103万円を超えると親に税金がかかる
確定申告が必要になることがある
掛け持ち自体禁止としている職場もある
掛け持ちはうまくやろう

掛け持ちをすることのメリット・デメリット

アルバイトを掛け持ちすることでどのようなメリットやデメリットがあるのか、あまり想像がつかないという方もいらっしゃるでしょう。
複数の職場で働くことにより、どういったメリット・デメリットを得られるのか、解説していきたいと思います。

メリット

一番のメリットとして、『シフトに入りやすい』という点が挙げられます。片方の職場でシフトがあまり入らなくても、もう片方で空いた分に入ればより多くの日数働くことができ、収入を増やせるでしょう。
特に単発アルバイトであれば、働くかどうかをその日に決められるものも多く、思った以上にメインの職場でシフトを削られてしまっても、すぐにカバーができます。

また、『人脈やスキルが増える』というのも大きなメリットです。単純に二つの職場がある分、アルバイトでの出会いが多くなります。
スキルに関しても、それぞれの職場で仕事を教わるため、自分の中でノウハウが蓄積していきます。身につくスキルが倍増するというのも、掛け持ちの利点でしょう。

デメリット

複数の職場で働くデメリットは、『とにかく忙しくなってしまう!』という点です。
アルバイトでは、たいていの場合、一週間のうち最低限出勤しなければならない日数が決まっています。しかし、「2ヶ所で働いてるから仕方ない」と、シフト日数を減らしてもらえるとは限りません。原則、それぞれの掛け持ち先で規定の日数分のシフトを出す必要があるのです。
そのため、1ヶ所のみで働く人よりも勤務日数は増えるでしょう。
働く時間が増える以上、使える時間が減るというデメリットはどうしても付いて回るものです。

また、遊びや学校の予定とアルバイトが被らないよう、予定を調整しなければいけません。1ヶ所で働くのと比べて、『予定の管理がより大変になる』というデメリットも出てきます。

掛け持ち先の探し方やコツ

続いて、職場を掛け持ちするときの探し方や、知っておきたいコツについて紹介したいと思います。

メインのアルバイトをひとつ決める

まずは「ここの職場を一番に優先する!」と、メインを決めてからサブの掛け持ち先を探す、というのが探し方の基本です。
アルバイトにおける優先順位を決めていないと、シフトを提出するとき、どちらを優先させるか、予定を組むのに悩んでしまいます。
そこでメインの職場から優先的にシフトを入れ、サブの職場には空いた時間でシフトを入れるようにすると、シフトを組みやすくなるでしょう。

サブの職場として、融通が効きやすい①『24時間営業をしている』②『短時間可』③『在宅アルバイト』④『単発アルバイト』いずれかに当てはまる職場がおすすめです。

同じ業種は避けるようにする

掛け持ち先を探すとき、同じ業種は避けましょう。

同じ業種だと、営業におけるピーク帯(お客さんが多く来る時間帯)や繁忙期が重なることがほとんどです。飲食店であれば、12:00〜14:00、18:00〜22:00がピーク帯、クリスマスや歓送迎会のシーズンなどが繁忙期にあたりますね。雇う側からすれば「たくさんシフトに出てほしい!」というタイミングです。
掛け持ちの場合、シフトをどちらか片方に絞る必要があります。しかし、忙しいタイミングでシフトに出てもらえないというのは、印象が良くありません。

以上のことから、同業種の掛け持ちはできるだけ避けるのがベターでしょう。

掛け持ちのことをそれぞれのアルバイト先に伝える

新しく掛け持ち先を探すときのアルバイト面接ではもちろん、現在の職場にも、そのことについて伝えましょう。
複数箇所で働いていると、それぞれの職場で忙しい時期が重なった場合、片方であまり働けないということも起こり得ます。しかし、事前にそのことを伝えておくことで、もし出勤できない時期があったとしても、考慮してもらえる可能性があるのです。

基本的に雇う側としては、一週間のうち規定の日数はシフトに出てもらいたいという気持ちがあります。入社時に一週間の勤務日数を決めたにもかからず、それを守れないのであれば、解雇するという理由にもなります。しかし、あなたにスキルや人望があり、職場で必要とされる人材であれば、「出れる分で頑張ってもらえば良い」と、大目に見てもらえることもあるでしょう。

体調を考えてシフトを組む

それぞれのシフトを組むときは、自分の体調を一番に考えることを忘れないでください。
たくさん稼ぎたいがために、働き詰めの予定にしてしまうという人も多くいます。しかし、休みがないと、疲れが溜まって体調を崩す恐れがあります。
万が一体調を崩してしまうと、しばらく働けなくなってしまう可能性もあるでしょう。そんなことになっては本末転倒ですよね。
休みも適度に取れるよう、スケジュールを考えながらシフトを組みましょう。

予定の管理は一つの手帳やアプリで

手帳やアプリでアルバイトの予定を管理するときは、管理する媒体を一つに絞りましょう。
掛け持ちでやってしまいがちなのが、シフトのダブルブッキングです。
自分のシフトを把握できておらず、一日のうちでアルバイトのシフトが被ってしまうというミスです。予定管理の媒体がバラバラだと、こうしたミスが起きます。もしシフトが被ったという理由で当日欠勤をしてしまっては、職場からの信頼を失っても仕方ありません。

そうしたミスを防ぐために、一つの場所にシフトをまとめて記入するのがおすすめです。

注意!掛け持ちの落とし穴

複数の職場で働く上では、いくつか押さえておきたい注意点があります。
これらの注意点を見逃してしまうと、自分以外の誰かに迷惑がかかってしまう可能性も。これから掛け持ちを始めるという方は、以下の内容も頭に入れておくようにしましょう。

収入が年間103万円を超えると親に税金がかかる

学生の場合、年間の収入が103万円を超えてしまうと、親の扶養から抜けることになって、親の税負担が重たくなってしまいます。
通常、親はあなたを扶養家族に入れていることで控除を受けることができ、税金の負担が軽くなっています。しかし、あなたの収入が103万円を超えた場合、親は控除を受けられず、支払う税金が高くなってしまうのです。

そのため、何らかの事情がない限り、年間の収入はこの金額を超えないよう要注意です。
特に、掛け持ちの場合は自分で全ての収入について把握しておく必要があります。
合計収入を計算しておらず、「うっかり103万円を超えてしまった・・・」となんてことに気をつけましょう。

確定申告が必要になることがある

アルバイトの掛け持ちだと、
①『年間の収入が103万円以下で、源泉徴収されている場合』
②『年間の収入が103万円を超えている場合』
このいずれかに当てはまるとき、確定申告をしなければいけません。

まず、①の場合です。源泉徴収とは、アルバイトの所得税を職場が代わりに納税するため、毎月の給与から天引きする仕組みです。
しかし、年間収入が103万円以下の場合、所得税が発生しないため、余剰分を還付してもらう必要があります。
そこで『年末調整』によって、年間の源泉徴収における『多く引きすぎた分』『まだ引く必要がある分』を調整しているのです。

なお、年末調整は1ヶ所でしかできません。掛け持ちをしている場合、年末調整をしていない職場の余剰分は、確定申告をして還付してもらう必要があります。

また、②の場合も気をつけなければいけません。
源泉徴収されていない場合は、確定申告で納税する義務があります。
また、源泉徴収が行われていても、余剰に払っている可能性があり、その場合は確定申告によって余剰分を還付してもらえるのです。

掛け持ち自体禁止としている職場もある

職場の中には、就業規則により、掛け持ちを禁止と定めている場所もあります。
その理由に、①『その企業のノウハウが外部に流出してしまうことを防ぐため』②『シフトに出られないという状況を回避するため』というものが挙げられます。
もし、後から掛け持ちの事実がわかってしまうと、解雇されても文句は言えません。
掛け持ちを始める前は、必ず現在の職場に掛け持ちアルバイトをしても良いか、確認してから探すことを心がけましょう。

掛け持ちはうまくやろう

今回の記事では、アルバイトを掛け持ちする上で知っておきたいポイントを紹介してきました。いかがでしたか?
大変なことももちろんありますが、それ以上に人脈や経験・スキルなど、多くのものを得ることができます。
アルバイトをうまく掛け持ちして、効率よくお金を稼ぎましょう。